南アルプスのコアジサイです。
林床の切れ目で光を探し当てた。
今年はよくバラす年だ。
そして、狐をよく見る。
狐は縁起がよい動物だそうだが、
しっかり喰いこませたはずの尺アマゴに逃げられると、
まさに「狐につままれた」ような思いである。
まさに今、岩つつじとアジサイの季節を迎えた。
温暖地のアマゴ河川ではこれがハイシーズンだ。
先述のように、これまでの戦績はバラシ、バラシ、バラシ…
4打席4三振と言うところか。
今回もターゲットはもちろん尺アマゴ。
でも、今日はこの人たちが一級瀬で季節を謳歌している様子。
あなたたちも梅雨が好きなんだよね…
しかし、アマゴもやはり瀬でしょ。
プラス、激流が要るんですか?
なかなか当てはまるポイントがないのよね。
ここはちょっと速すぎか?という瀬があった。
大きめの石の受けがあり、整った流れが抜けていく。
かろうじてミノーを瀬尻に通せるか…
そのとき、背中を出してミノーを猛追する影が水面を割った!
うお!…イルカ!?
おいおい、Itaruさんの前回記事のようだな。
シビレルねぇ。ラインチェックしもう一投。
「そうそう、新しく取り寄せたCierry 56ULは思ったほどバットパワーがないのよ。」
「それに伸びがデカいGAMEを巻いてるから、フッキングが弱くなるん、よりゃあ!!!」
絶妙のタイミング。
弱いタックル設定をカバーするべく大アワセが入った。
イルカは激流を瞬時に下り、受けの岩の後ろに潜り込んだ。
ラインが思いっきりコスレまくっている!
自らもダッシュで瀬をくだり、岩裏に回る。
ネットを取りだし…、御用だ!
うおおおおお!最高でぇぇぇす!!(カープファン)
ちょうど尺。
ポンポンに太っていた。
少し残念なのが、写真がうまく撮れなかった。
この魚の魅力は、この写真じゃ語りきれません。
その後もイワナばかりを追加。
よく、このアマゴに会えたものです。
帰路をシロアマチャが見送ってくれた。
森の陰に寄り添って純白です。
Yoticrin君より久しぶりの便り。
嬉しいじゃないか
私からするとなんとも羨ましい限りなのだが、
彼はいま前面に海、背面に南アルプスという静岡に住んでいる。
元気にやっているようだ。
釣りの方はさらに「うわ~やってるの~」と読んでて微笑ましくなってきた。
今回のアマゴも写真以上の迫力があったことも十分に伝わる。
なんせ、あの筋肉で隆起したイルカの背中みたいなのを見たら興奮するよな。
梅雨という時期だけどコアジサイが語るようにいよいよ夏。
私も置いてけぼりくわないように、動かないとね。
それとまた彼からの便りを楽しみにしておこう。